「平成25年 職員の給与等に関する報告」について
本日(10月11日)、市人事委員会(谷口委員長)は、市長及び市議会に対し、
「平成25年 職員の給与等に関する報告」を行いました。詳細については、添付 資料のとおりです。
市長への報告(委員長から市長に手渡しました)
市議会への報告(委員長から議長に手渡しました)
以 上
問い合わせ先 人事委員会事務局 電話 042-769-9810
平成25年10月11日 相模原市発表資料
平 成 2 5 年 1 0 月 1 1 日 相 模 原 市 人 事 委 員 会
「 平 成 2 5 年 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 」 の 概 要
<給与勧告制度の基本的な考え方>
給与勧告制度は、職員の労働基本権制約に対する代償措置として、民間従業員や他の公務 員との均衡を考慮し、社会一般の情勢に適応した適正な給与等勤務条件を確保する機能を有 するものである。
1 職員給与と民間給与の比較
(1) 職種別民間給与実態調査
調査対象事業所は、企業規模50人以上、かつ、事業所規模50人以上の市内民間事業 所194事業所であり、そのうち95事業所を無作為に抽出し、実地調査を行った。
(2) 職員給与と民間給与の比較結果
<月例給>
民間従業員の給与 職員の給与(行政職(1)) 較差
388,042円 387,916円 126円(0.03%)
(行政職給料表(1)適用職員の平均年齢 41.2歳、平均経験年数 19.4年)
本年4月分の民間従業員の給与が職員の給与を126円(0.03%)上回っているが、 公民較差が極めて小さく、給料表については、適切な改定を行うには十分でないこと、 諸手当についても、民間の各手当の支給状況等を踏まえると、改定する特段の必要性は 認められないことから、本年は月例給の改定を行わないことが適当
<特別給(ボーナス)>
民間従業員の支給月数 職員の支給月数 差
3.97月分 3.95月分 0.02月分
民間従業員と職員の年間支給月数の差は0.02月分で、おおむね均衡しており、 改定を行わないことが適当
本年のポイント : 月 例 給 、 期 末 ・ 勤 勉 手 当(ボ ー ナ ス)と も に 改 定 な し
① 月 例 給 は 民 間 給 与 と の 較 差(1 2 6 円 ( 0 . 0 3 % ))が 極 め て 小 さ く 、 改 定 な し
② 期 末 ・ 勤 勉 手 当 も 民 間 の 支 給 月 数 と お お む ね 均 衡 し て お り 、 改 定 な し
2 人事行政に関する報告
(1) 人材の確保・育成等
① 人材の確保
市の魅力を積極的に発信するシティセールスの取組は、人材確保において重要な 要素のひとつであり、あわせて職種や職員としての魅力を発信していくことも、意欲 ある人材の確保に向け大切
② 人材の育成
多くの職員が定年退職を迎えるなか、新規採用職員をはじめとする若手職員の育成の 充実が求められており、所属全体の連携、活力ある職場づくりが大切
③ 人材の活用
職員の自主性や特長を生かし、専門性を高めながら意欲的に働くための取組とともに、 適性や意欲に基づき、一定分野の職務において長期間従事する職員のあり方・育成に
ついての検討が、質の高いサービスを提供する上で必要
(2) 勤務環境の整備
① 時間外勤務の縮減
時間外勤務縮減のため、互いに職務の分担に固執することなく、協力し合いながら職 務を遂行するとともに、「時間外勤務時間を縮減していく」という職員意識を醸成するこ とが重要
② 職員の健康保持
メンタルヘルスの取組には、職場のコミュニケーション活性化を図っていくことが 重要であり、計画的な年次休暇の取得やワーク・ライフ・バランスを図ることが健康 保持にもストレス予防にも必要
③ ハラスメント対策
ハ ラ ス メント 防 止 には、 コ ミ ュニケ ー シ ョンの 充 実 を意識 し 、 良好な 人 間 関係を 築いていくことが重要
(3) 公務員を巡る諸課題
① 公務員倫理の確保
職員一人ひとりが倫理意識を高めながら、意欲的に公務に従事することを期待
② 高齢期の雇用問題
再任用職員のフルタイム勤務導入にあたり、就労環境の整備、人事管理、モチベー ションの維持向上についての取組が必要
≪参考資料≫
1 「報告」と「勧告」について
人事委員会は、地方公務員法第26条等の規定により、毎年、市議会及び市長に 対し「給与等に関する報告」を行うことになっています。
また、給与改定が必要と認めるときは、あわせて適当な勧告を行うことができます。 本年については、給与改定の必要がないと判断したため、地方公務員法に基づき
「報告」のみとし、「勧告」は行わないこととしました。
地方公務員法(昭和25年法律第261号)
(給料表に関する報告及び勧告)
第26条 人事委員会は、毎年少くとも一回、給料表が適当であるかどうかに ついて、地方公共団体の議会及び長に同時に報告するものとする。給与を 決定する諸条件の変化により、給料表に定める給料額を増減することが適 当であると認めるときは、あわせて適当な勧告をすることができる。
2 給与勧告等の状況 月例給の 公民較差
期末・勤勉手当 支給月数
行政職給料表(1)各年4月1日 職員数 平均年齢 平均年間給与 H22 △4,620円
(△1.12%) 3.95月
※1 3,142人 42.8歳 653.6万円
H23 146円
(0.04%)※2 3.95月
※2
3,178人 42.3歳 640.3万円
H24 229円
(0.06%)※2 3.95月
※2 3,211人 41.7歳 627.5万円
H25 126円
(0.03%)※2 3.95月
※2 3,296
人 41.2歳 617.6万円
※1 4.15月→3.95 月(0.2 月分の引下げ)
※2 改定の勧告なし